写真をふわっとぼかしたい!F値(絞り)と被写界深度

前回、F値、シャッタースピード、ISO感度の違いについてざっくりと書かせていただきましたが、今回からはそのひとつひとつについて、どういうシチュエーションでこれらの機能をさわる必要があるのかを具体的に説明していきますね。

 

ではまずF値(絞り)から。

 

F値(絞り)って、どんな役割をするの?

一眼レフで撮った写真って、スマホなんかで撮るのと違って、バックがふわっときれいにぼけていますよね?

被写体にスパッとピントがあって、背景がゆるやかにぼけていると、それだけ上手に見えてしまいます。

このボケというのはレンズのF値(絞り)を変えることで調節しています。

F値とはf2とか、f11とかいうあれのことで、だいたいどんな一眼レフでもレンズの根元のところにあります。

絞り

私のFuji XF60mm F2.4 R Macroですとこんな感じ。

 

そして、この数値を変えるとどうなるのか。

いろんな説明はさておき、とりあえず

 

「数値が小さいほど、明るくなって周りがぼける。」

 

とだけ覚えておけば大丈夫です。

また反対に、数値が大きくなるほど暗くなって、隅々までピントが合いますよ。

一眼レフで撮った写真って、奥がふわっとボケてますよね?

ああいう写真はF値をなるべく小さくして撮ると上手く撮れます。

 

絞りの仕組み

もう少し、くわしく説明します。

全然わからなくても大丈夫ですが、興味があれば読んでください。

レンズを外してシャッターを切って見てみると、羽根のようなものがカシャっと出てくるのがわかりますか?

この羽根のようなものが、センサーにあたる光の量を調節しています。

絞り値が低いほうが羽根が少ししか出ないので、より多く光がセンサーにあたる仕組みになっています。

 

被写界深度

F値(絞り)と切っても切れないのがこの「被写界深度」という言葉。

一体どういう意味なのでしょうか。

F値(絞り)を小さくすると、明るくなって写真がボケる、ということを先ほど説明しましたが、これはレンズのピントがあう範囲(奥行き)が狭くなっているからなんです。

この、ピントがあう幅(奥行き)のことを被写界深度、と言います。

被写界深度f2.4

iso1600 f2.4 ss1/60

手前のミカンの葉っぱの部分にピントを合わせて、まずはf2.4で撮影してみました。

奥のミカンにまでピントがあってないのでボケています。

(手前のミカンもちょっとブレてます、すいません。。。)

被写界深度f8

iso1600 f8 ss1/80

今度はf8で撮影。

奥のミカンにもちょっとピントがあってきましたよね?

被写界深度f22

iso1600 f22 ss1/1

f22になると、奥のミカンがだいぶはっきりしてきて、今まであんまり目立たなかった壁の汚れやコードがブラーんってなったやつまで見えてくるようになりました。

こんな風に、F値をを変えるとピントがあう被写界深度が変わるんです。

 

ぼかしたいけど暗くしたい場合は?

ところで、先ほどの3枚の写真、ISO感度は1600に固定しているのですが、ss、つまり、シャッタースピードが変わっていますよね?

3枚の写真をF値をを変えて、だいたい同じ明るさで撮影しようと思うとF値が大きくなるにつれてだんだん暗くなってきます。

なので、シャッタースピードを遅くして、写真を明るくする必要があるんです。

F値を小さくする→ボケる・明るくなる

ということになります。

じゃあ、ぼかして、しかも写真を暗くしたい、という場合はどうすればいいのでしょうか?

例えば

 

日光がさんさんと輝くビーチで女子3人ののスナップを撮影。

人物を強調したいので、背景はぼかし気味で。

という場合です。

なるべくF値を下げて背景をぼかしたいけど、こんなシチュエーションでF値を下げてしまうといくらISO感度を100にしたところで真っ白の写真になってしまいます。

こんな場合はシャッタースピードを速くして、なるべく光をシャットアウトするのです。

このように、絞りが固定されてしまって動かせない場合はシャッタースピードとかISO感度とか、他の部分を変更することで補うことができるのです。

F値、シャッタースピード、ISO感度のというのはそれぞれが関係し合っていて、これらのバランスをとってうまく組み合わせて写真を取るのです。

 

まとめ

とにかく、F値(絞り)とは、ボケと奥行きを表す数字だということです。

そして、この奥行きの幅こそ一眼レフの醍醐味、コンデジやスマホカメラにないポイントなのではないかと思います。

ボケを制するものは写真を制す!

ぜひ、F値(絞り)を理解して一眼レフのぼかし写真を楽しんでください!

ではでは。

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